【錦市場の霜降/10月のレシピ】
【錦市場の霜降/10月のレシピ】
秋が深まってまいりました。外を歩くと身体じゅうに秋の澄んだ風が通り抜けていくような感じがします。
二十四節気では「霜降(そうこう)」。初霜の降りる時期になりました。そして、錦市場には秋の味覚がたくさん並んでいます!
【松茸昆布香る秋のおひたし】
今月は錦市場 野村佃煮さんの「松茸昆布」を使った一品です。
佃煮はそのままごはんに添えて食べたい気持ち、わかります!
でも、今年は秋を感じるおひたしも召し上がってみませんか?
松茸昆布をはじめ、京都ならではの「にんじん葉」や「菊菜」「ぎんなん」
秋の食材を愉しみましょう!
材料2~3人分
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松茸昆布
30g
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にんじん葉
1束
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菊菜
1束
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まいたけ
1/4パック
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ぎんなん(殻剥き済)
10粒
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A白だし
30㏄
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A湯
150㏄
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柚子皮
適量
作り方
- ① ボウルかバットにAを合わせて漬けだしをつくる。
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② ぎんなんは殻をむいてあるものを用意すると扱いやすい。小鍋に湯を沸かし、薄皮の付いたぎんなんを入れ、ぎんなんの皮をこするようにコロコロとあみじゃくしの裏でぎんなんをころがす。しだいに皮が取れる。大きいぎんなんは1/2にカットし①に漬ける
- ③ 野菜を洗って湯がく。にんじん葉は約5秒、その後菊菜は約20秒、まいたけはほぐして約1分湯がく。それぞれ冷水に取り、水気を絞って一口大に切り、①に15分以上漬ける。
- ④ 松茸昆布の佃煮は、5mmくらいの細切りにする。
- ⑤ ボウルに軽く漬けだしを絞った野菜と④の松茸昆布を入れて和える。
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⑥ うつわに盛り付けて柚子の皮をおろして掛ける。
とても簡単なこの「秋のおひたし」は、じんわりと松茸昆布のうま味と松茸の香りが溶け出してきたときが最高においしいです! 野菜を湯がいているとき、おいしいものは美しいなぁとしみじみ感じました。青菜はお好みで別の種類にしてもOKです。 ぜひ錦市場に並ぶ新鮮な秋の味覚で作ってみてくださいませ。
[レシピ・文/料理家 三島葉子]
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