【錦市場の小雪/11月のレシピ】
【錦市場の小雪/11月のレシピ】
二十四節気の小雪は気温が下がり落ち葉の舞う季節。今年は本当に寒くなるのかな?と思っていた方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。
心配をよそに暦の通り気温が下がり、街の街路樹も次第に色づいて、京都の紅葉真っ盛りももうすぐそこです。
【初摘み新海苔のあて巻き】
今月は錦市場 島本海苔乾物さんの「初摘み1枚1枚焼き上げた香りのよい有明産の焼のり」を使った一品です。
海苔の旬は11月下旬から2月ごろ。まさに今、海苔の旬が始まって、今年初めての一番採り、初摘みの海苔が食べられる季節です。
お正月用にこの初摘み海苔を買っておく方もいらっしゃるほど貴重で縁起物の一品なのです。とても繊細で、香りが高く、そして調味料がいらないほどうまみがギュッと詰まったお味は、味わってみると驚くほどです!
今回のメニューは海苔の美味しさを生かして最近流行りの「あて巻き」のご提案です。
1人から大勢まで分量は適量です
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生うに又は蒸しうに
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いくらの醤油漬け
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大葉
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わさび
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鱧皮
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きゅうりスライス
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青山椒の実
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芽ネギ
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鰻のかば焼き
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だし巻き卵
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スプラウト
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粉山椒
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エビフライ又はエビの天ぷら
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レッドペッパー(辛くない彩り用)
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レモンのスライス
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さつまいもの天ぷら
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有塩バター
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塩
作り方
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① 焼きのり1帖を1/4に切る。はさみでカットしても良いが手で折りたたむだけで簡単にカットできます。これを食べる分だけ用意する。
- ② 〈うにといくらのあて巻き〉適量を大葉と焼きのりに乗せたら、少量のわさびとお醤油を垂らしていただく。
- ③ 〈鱧皮のあて巻き〉材料を適量焼きのりに乗せていただく。
- ④ 〈鰻のあて巻き〉鰻のかば焼きを焼きのりに乗せやすい大きさにカットし、フライパンで焼いて温める。香ばしい香りがしたら火を止め、だし巻きとともに焼きのりに乗せ、タレと粉山椒をかけスプラウトを添えていただく。
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⑤ 〈エビフライのあて巻き〉エビフライを食べやすい大きさに切り焼きのりにレタスとともに乗せマヨネーズをかける。レモンとペッパーを飾る。
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⑥ 〈さつまいものあて巻き〉さつまいもを天ぷらにする。温かいうちにバターと一緒に焼きのりに乗せていただく。お好みで塩を振る。
焼き海苔には裏と表があります。私は写真を撮るためつやつやの表の方を内側にしましたが、裏と表の方向はみなさまのお好みでお試しくださいませ。
ここに少量ごはんも乗せて具だくさんのひと口おむすびもおいしいですよ。
まだ少し気が早いですが、お正月にもおすすめのアレンジメニューです。封を開けても空気を抜いてしっかりチャックして冷凍しておけばかなり長持ちするそうですのでお正月までは十分保ちます!買っておけるのは嬉しいですね!
ぜひ、この新海苔・初摘みのおいしさを味わってみてくださいね!
[レシピ・文/料理家 三島葉子]